椹島９８．８．６

椹島（５日目）　１９９８．８．６

５日目下山の日、いい天気である。下山するのがなごり惜しいような、早く家に帰りたいような
複雑な気持ちで山を降りる。でも、歩き始めの足取りは軽い。青空の中に聖岳が輝いて見え、
見送ってくれているようだ。聖沢の深い渓谷も目を楽しませてくれる。しかしながら、下山と言っ
ても何度か長い登りがあり、疲れた体には堪える。聖沢の吊橋の下でゆっくり休み、下山する。

林道の聖岳登山口に着いて、ここから椹島までの、小１時間の林道歩きも、辛いものがある。
椹島では、先ず、山小屋の領収書を見せて、帰りのバスの乗車整理券をもらう。　それから、
ビールを買って、登山中に顔見知りとなった人達と、つまみを出し合って、ビールを飲みながら
山談義して、バスの出発時間を待った。　バスの乗車時間になり、整理券の順に乗車し、畑薙
第一ダムまでバスに揺られ、ダム駐車場で車に乗り換えて、家までの長い長い帰途に着いた。