那須：三本槍岳２０１３．３．１６

那須：三本槍岳　２０１３．３．１６

スキー場上－－北湯分岐－－中ノ大倉尾根上－－三本槍岳－－スダレ山下－－北湯分岐－－スキー場上
　9:00　　　　　　9:15　　　　　　　　　10:55　　　　　　　12:00-20　　　　　1:05-35　　　　　　2:40　　　　　　　2:55

天　候　：　晴　れ　　　　　　　　　　　　　　　メンバー　：　妻　　　　　　　　　　　　　　　　山行形態　：　冬山登山

那須も天気が良さそうなので三本槍岳に行って来た。マウントジーンズスキー場に午前８時に着いたが、駐車場は５０台程しか駐車していない。
ゴンドラが午前８時からと思って来たが、午前８時３０分からの運転であった。以前は５５歳以上のシニア割引でゴンドラの切符を買ったが、今は
リフトの１日券や４時間券はシニア割引があるが、ゴンドラの切符は割引がなかった。ゴンドラの切符もゴンドラ用ではなく１ポイント券３枚で乗れ
下りは無料とのこと。１ポイント券１枚で短いリフト、２枚で長いリフトに乗れるようだ。切符売り場で山に行くならインフォメーションで登山届を出す
ようにと言われ、インフォメーションに行って登山届と言うと、用紙をコピーして出してくれた。これまで何度か来ているが、登山届を出したのは初
めてである。下山したら声をかけるようにも言われた。ポイント券を利用する人は少ないようで、ゴンドラに乗るのに、ポイント券を取るどころか見
もしなかった。ゴンドラは始発前から並んでいたので、８人乗りに３グループ７人の相乗りであった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

ゴンドラ山頂駅から山の方へは、テープが張ってあったが、脇がすり抜けられるようになっていた。左上の先に展望台ができていた。展望台から
は、茶臼岳、朝日岳や中ノ大倉尾根が望まれる。中ノ大倉尾根のゲレンデは閉鎖しているようで、中ノ大倉尾根方面へ行く道には立入禁止の
ロープが張ってある。ただロープは高く貼ってあり、通行に支障はない。私は、山スキーにシールを貼って行く。妻は、スノーシューを履いて行く。
なだらかな広い雪道を行き、閉鎖されているゲレンデのリフト降り場から左の樹林に入って行く。上へは登らず、左へトラバースして行くと、北湯
分岐に着く。北湯分岐からは樹林の中のなだらかな尾根を行く。樹林が切れて来ると、左の毘沙門沢の先に朝日岳と茶臼岳が眺められる。灌木
のまばらに生える雪の上を白い斜面を目指して登って行く。右には赤面（あかづら）山が望まれる。中ノ大倉尾根の上部の急斜面をジグザグに
登り、ハイマツや灌木が生えて来たところでスキーをデポする。中ノ大倉尾根の上で登山道の雪が無くなり、妻もスノーシューを脱ぐ。　　　　　．

スダレ山へは雪の無い登山道を歩く。北側の景色が望まれるようになり、旭岳から会津磐梯山、猪苗代湖、安達太良山が見える。旭岳の後に
は飯豊山の真っ白な山稜が、会津磐梯山の右には吾妻山の白い山稜も眺められる。スダレ山下辺りからは、雪があるが、締まっており潜ること
はない。以前に来た時は雪に潜ったことがあるので、私は和かんを持ってきたが、出番はなかった。登山道は一部雪が融けて泥道のようなとこ
ろもあったが、まだ凍っており、泥まみれになることはなかった。三本槍岳は雪が付いて夏場に見るよりも迫力がある。三本槍岳の登りは雪道で
あるが締まっており、キックステップを刻み登って行く。三本槍岳山頂に着くと風が強い。西側の流石山から大倉山、三倉山の真っ白な山体が
きれいだ。この景色を眺めるのが、この時期三本槍岳に登る目的にもなっている。大倉山の左には、会津駒ケ岳、燧ケ岳、至仏山が、さらに
その左の大佐飛山群の先に奥白根山、太郎山、女峰山、高原山が続き、南に茶臼岳が眺められる。三倉山の左には浅草岳辺りが見えるの
だが判然としない。北には旭岳から会津磐梯山、猪苗代湖、安達太良山が眺められる。三本槍岳は風が強くとても休める状況ではないので
と言っても２０分も景色に見とれてしまったが、山を降りる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

三本槍岳の下りの斜面も、降りてからも風が強く、スダレ山の下の岩陰でカップラーメンの昼食とした。北側の旭岳から会津磐梯山、猪苗代
湖、安達太良山、東側には白河市街や赤面山、南には朝日岳と茶臼岳が重なって眺められる。昼食を終え、中ノ大倉尾根の上では、強烈な
風が吹いて、飛ばされそうになりながら降りた。中ノ大倉尾根のスキーデポ地で、スキーのシールを剥がし、兼用靴のバックルを締め、滑り出
す。雪は締まっており、滑りやすい。雪は締まって潜らないので、妻はスノーシューを履かず、ツボ足で降りて行く。中間付近の雪質は、表面が
フィルムクラストした雪で、砕けて斜面をカラカラと落ちて行く氷の滑りは快適でした。右の朝日岳、茶臼岳も逆光に輝く雪面の先に黒っぽく見
える。樹林に入ると風もなくなる。スキー場トップに戻り、妻はゴンドラで、私はゲレンデを滑り降りて行く。ゲレンデの滑りは足が疲れ、休み休
み滑って行く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

マウントジーンズスキー場の駐車場は午前８時で５０台程の駐車。

ゴンドラ山頂駅の上は、テープが張られていたが、雪面は整地されている。

いつも山を眺める左上には展望台があった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　茶臼岳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鬼面山　　　　朝日岳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中ノ大倉尾根

展望台からの眺め。

茶臼岳

鬼面山　　　　　　　　　　　　朝日岳　　　　　　　　．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中ノ大倉尾根

中ノ大倉尾根方面は立入禁止のロープが張ってある。
中ノ大倉尾根のゲレンデが閉鎖されている為か。

中ノ大倉尾根へ行く。

閉鎖されたゲレンデから下を眺める。

閉鎖されたゲレンデのリフト降り場から左の樹林に入って行く。

ゴヨウツツジ（シロヤシオ）群生地の看板。
５月下旬から６月上旬にゴヨウツツジが咲く。

左へトラバースするが、雪の無い所もある。

北湯分岐

樹林のなだらかな尾根を行く。

あまり新しいトレースはない。

樹林が灌木に変わってくる。

左に茶臼岳、朝日岳が見えて来る。

右に赤面山が見える。

中ノ大倉尾根も積雪は}少ないようで笹が現れる。

スキーを履いた単独行者が追い越して行った。

茶臼岳と朝日岳

茶臼岳

朝日岳

中ノ大倉尾根の上部はだんだん急斜面になる。

急斜面を登る。

中ノ大倉尾根上部北側の急斜面

中ノ大倉尾根の上は雪が無くなる。手前でスキーをデポする。

スノーシューを脱ぐ。

岩屑の登山道を行く。

スダレ山下に来ると会津駒ケ岳から燧ケ岳、至仏山の山並みが眺められる。

会津駒ヶ岳

至仏山　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　燧ケ岳

雪は締まっており潜らない。

朝日岳分岐

朝日岳、茶臼岳が重なって見える。

北側も見えて来る。

旭岳、その先には飯豊山が見える。

会津磐梯山、吾妻山、猪苗代湖も見える。

三本槍岳

三本槍岳の登り。

後から登って来る同行者。

三本槍岳山頂への道。

三本槍岳山頂

山頂標識

　　　　　　　　　高原山　　　　　　　　日光連山　　　　　　　　　　　燧ケ岳　　　　　　　　会津駒ヶ岳　　大倉山　　三倉山　　　　　　浅草岳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　旭岳
大佐飛山　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　流石山　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

三本槍岳山頂から西側の眺め。