至仏山・尾瀬ヶ原２００７．７．２８

至仏山・尾瀬ヶ原　２００７．７．２８

尾瀬ヶ原上田代から至仏山

鳩待峠－－オヤマ沢田代上－－小至仏山－－至仏山－－山ノ鼻－－上田代－－山ノ鼻－－鳩待峠
　　　　　7:35　　　　　　 8:50-55　　　　　　　　　　　　 10:10-30　　　12:20　　　1:00-15　　　1:50　　　　　2:40　　．　

天　　候　　：　　晴れ　後　曇り　後　雨　　　　メンバー　：　単　独　　　　　山行形態　：　夏　山　登　山

天気予報は曇りであまり良くないが、至仏山の花を見に出かけた。戸倉には、川の向こうに第一駐車場が
できて、車を誘導していたが、戸倉の上の第二駐車場に駐車した。午前７時半で６～７割の駐車であった。
夏休みに入り結構入山者がいるが、乗り合いタクシーは、第一駐車場と連絡を取り合っており、すぐ乗車
できた。鳩待峠は登山者で賑わっていた。至仏山登山口の前には大型観光バスが駐車しており、登山者
の行列ができていた。登山口の団体登山者をよけて登ろうとしたら、登山者カードを記入して下さいと言わ
れ記入した。至仏山から尾瀬ヶ原のコースを書いて登山者カードを出したが、その先にコースの案内があ
り至仏山―山ノ鼻は、山ノ鼻から至仏山への一方通行と書いてあった。至仏山から山ノ鼻への下りは滑り
やすく植生を傷めるためとあった。至仏山の頂上に行き状況を見極めることとして、至仏山に向かった。

至仏山への道は、それほど混んではおらず、２人連れの登山者や、４，５人のグループを追い越して行く。
樹林の中で展望もなく、花も見られない。オヤマ沢田代手前の展望岩辺りから尾瀬ヶ原と燧ケ岳が望まれ
る。この辺りからゴゼンタチバナや咲き残りのマイズルソウの花が現れる。オヤマ沢田代では、タテヤマリ
ンドウやヨツバシオガマが咲いている。オヤマ沢田代上の小至仏山の斜面はチングルマ、シナノキンバイ、
ハクサンイチゲ、コイワカガミ、ミヤマダイモンジソウ、コバイケイソウ、タカネバラなどの高山植物の花々
が咲いている。小至仏山から至仏山への道にもさらにイブキジャコウソウ、キンロバイ、ホソバツメクサ、
ホソバヒナウスユキソウ等の花が咲いており、写真を撮るのに時間がかかってしまった。至仏山頂上は休
憩する登山者であふれていた。山頂からは谷川岳から越後駒ケ岳への上越国境の山々が見えるがかなり
霞んでおり写真にはならない。尾瀬ヶ原。燧ケ岳も少しぼやけており写真にはなりにくい。　　　　　　　　　．

至仏山頂上からは、山ノ鼻に下る登山者も多いので、私も山ノ鼻へ下ることとした。山ノ鼻から至仏山への
登りは８００ｍの急登であり、やはり登って来る登山者より下る登山者の方が多い。山頂から高天原の下
まで木道の階段が続いている。　その下は石ころだらけの滑りやすい道となる。道はしっかりできており、
下りが登りよりも植生を傷つけるとは考えにくい。ただ、至仏山の石は滑りやすく、事故防止の上から登り
の一方通行にしているのだろうか。コース取りとしては守りにくい規制である。以前はしばらくこのコースは
通行禁止になっていたが・・・。山ノ鼻に降り、尾瀬ヶ原を上田代の牛首辺りまで行って、昼食とした。　　．
小雨が降り始めたので、カッパの上だけを着て山ノ鼻に戻った。尾瀬ヶ原は夏休みで登山者が多く、雨具
を持っていない登山者（観光客）も見受けられた。山ノ鼻でトイレに入り、出てきたら雨が強く降ってきた。
雨具の下を着けて鳩待峠へ向かう。雨の中の登山者はあまり多くなかった。木道が二車線になっている
ので、下りの木道を急ぎ足で登山者を追い越して行った。鳩待峠では、乗り合いタクシーにすぐ乗ること
ができた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．