大真名子山・小真名子山・女峰山２００６．９．３０

大真名子山・小真名子山・女峰山　２００６．９．３０

大真名子山から眺める女峰山

志津乗越－－大真名子山－－小真名子山－－富士見峠－－帝釈山－－女峰山－－馬立－－志津乗越
6:55　　　　　8:27-35 　　　 9:50-10:05　　　 10:38-45　　 11:45-12:25　 12:55-1:05　　 2:46　　　　 4:00

天　　候　　：　　晴　後　曇　り　　　　　メンバー　　：　　単　　独　　　　　　　山行形態　　：　　秋　山　登　山

この時期に登るのにいいところがないかと思って山行記録を見ていたら、１１年前の９月３０日に登った日光の
大真名子山、小真名子山で見た紅葉が思い出された。天気予報は曇りであまり良くないが、日光に出かけた。
午前５時に出発し、いろは坂も戦場ヶ原もほとんど車もなかったが、志津乗越には１０台程の車が止まっていた。

大真名子山への笹原の道を登って行く。大きな石碑や銅像があり信仰の山であったことが伺える。樹林の中の
登りが続き、稜線の岩の上に銅像が建っているところに来ると、西側がすっぱりと切れ落ちて、男体山、奥白根山
の山なみ、戦場ヶ原と大きな展望が広がる。私は銅像の建つ岩場を登ってしまったが、登山道から銅像裏に来る
道があるが入口に木が置いてあり進入しないようにしているようだ。でも、銅像裏にこないと大展望は得られない。

大真名子山の頂上にも銅像が建っている。頂上は広く、男体山の見えるところ、奥白根山方面の見えるところ、
女峰山の見えるところと歩き回らないと写真に撮れない。大真名子山頂には、誰もおらず一人景色を楽しんだ。
秋の青空が広がり、山々もすっきり眺められる。大真名子山から小真名子山を目指して、北へ下って行く。
初めはなだらかで、シャクナゲの多い道や、樹林の苔の中の道、倒木帯など変化に富んだ道で、やがて急下降
の道となり、鞍部の鷹ノ巣に着く。赤や黄に色づいた木々が、針葉樹の中で目を引いた。　　　　　　　　　　　　．

小真名子山への登りは、道がはっきりしない登りで、目印があり導いてくれるが、本当に自然の中を歩く感じで
雰囲気のよい登りであった。小真名子山頂上には小さな祠があり、山頂脇に小さな広場があるが、樹林があり
あまり展望はよくない。山頂から少し先に行くと、大きな電波反射塔が建っており、周りの樹木がないので、
展望が得られる。西側に太郎山がどっしりとした山容を見せている。東側には、優美な帝釈山によりそうように
鋭角な女峰山が望まれる。女峰山方面は時々雲が流れて行く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

小真名子山からの下りはガレ場を下る。富士見峠までの大部分がガレ場の道である。ガレ場の下まで下った
ところで、初めて登山者と出合った。富士見峠で一休みしていると、帝釈山から登山者が降りてきた。帝釈山
へ登りだすと、登山者が、１組、２組と降りてくる。帝釈山頂上は雲の中で展望はなかった。帝釈山には４人の
登山者が休んでいた。私も、ここでお湯を沸かし、カップラーメンとコンビニ弁当の昼食とした。食事が終わり
出発するころには、女峰山方面からの登山者が次々と現れた。大真名子山、小真名子山は静かであったが
女峰山、帝釈山は大勢の登山者である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

女峰山に向かうヤセ尾根の稜線は、帝釈山直下には登山者が大勢いたが、やがてほとんど登山者はいなく
なった。稜線のコケモモが赤く色づいていた。稜線は雲の中で前方もはっきり見えなくなる。岩場の道を登ると
女峰山の頂上に着いた。誰もいない頂上。雲の中で展望もない。セルフタイマーで山頂の記念写真を撮る。
唐沢小屋を通り、水場の上で登山者とすれ違う。小屋までどのくらいですかと声を掛けてきた。小屋泊まりの
ようだ。後は誰にも会わず、馬立に降り、林道に登って、林道を１時間歩いて車に戻る。午後４時近くになって
しまった。ちょっとがんばり過ぎた山歩きだった。駐車している車は私の他に１台であったが、男体山方面か
ら登山者が降りてくる。遅く出かけた人達のようで、登山口近くに駐車できずに少し先に駐車していたようだ。