至仏山 山スキー 2005.5.3


鳩待峠−−−オヤマ沢田代上−−−至仏山−−−ワル沢斜面−−−至仏・小至仏鞍部−−−鳩待峠
  7:15         8:15-30       9:30-10:05      10:15-25        11:30-12:00        12:35

天  候  :  晴 れ      メンバー  :  単 独       山行形態  :  山スキー 登 山


前日、片品村役場に電話し、鳩待峠まで車が入れることを確認した。昔、鳩待峠への林道入り口ゲートが
開かず、断念したことがあった。4月30日も燧ケ岳へ行く予定で出かけたが、七入でゲートが閉まっており
御池に行けず、会津駒ケ岳へ登って来た。そんなことで、確認の電話を入れて出かけた。鳩待峠の駐車場
の料金があまりに高いので路上駐車の予定で出かけた。 鳩待峠手前の林道に、はすでにかなりの路上
駐車があった。駐車場まで行くと、駐車しますかと係員が聞くので、しませんと言ってUターンして、路上に
駐車した。                                                        .

鳩待峠からシールを付けてスキーで登り出す。至仏山は急斜面もなく登り易い。1867mの急斜面は登ら
ず、斜面が急になったら左側を巻いて行く。あまり木のない斜面を武尊山と笠ガ岳を眺めながらトラバース
して行くと、ちょうど1867mから下った鞍部に着く。針葉樹林の中を登って行くと、やがてオヤマ沢田代の
雪原になり、さらに登ると目の前に大きく至仏山が見える。至仏山の雪の稜線の下に尾瀬ヶ原と燧ケ岳が
眺められる。眺めのよい、夏にはお花畑になる斜面で一休みする。                      .

小至仏山目指して雪原を登る。小至仏山頂は巻いて至仏山との鞍部を目指す。至仏山へは露岩や這松
を右から回り込んで山頂に着く。山頂から尾瀬ヶ原、燧ケ岳、会津駒ケ岳、平ヶ岳、越後駒ケ岳、中ノ岳、
巻機山、谷川連山や、谷川連山の上に苗場山、噴煙を上げる浅間山が眺められる。今日も絶景である。
5月連休の至仏山はいつも良い展望の山である。今日は、尾瀬ヶ原には下りず、ワル沢の斜面を滑り、
至仏山と小至仏山の鞍部に登り返し、ワル沢を再度滑り降りて右にトラバースして、鳩待峠に向かうこと
とする。                                                        .

至仏山頂からの大斜面は、雪質も良くすこぶる快適な滑りが楽しめる。100mぐらい毎に止まりながら
滑って行くが、すぐに樹林の上まで滑り降りてしまった。他には2人のスノーボーダーがいるだけだった。
至仏山から尾瀬ヶ原に下りるにはムジナ沢方面に滑るのが普通でありワル沢の斜面にはほとんど人が
いない。斜面の下から、またシールを付けて小至仏山目指して登り返す。1時間ほど登って、小至仏山
手前の鞍部に登る。ここで一休みしコンビに弁当の昼食とする。                      .

至仏山から鳩待峠に戻るスキーヤーは、ワル沢の斜面を滑り降りて右にトラバースして行く。パーティ
によってトラバースして行く高さは様々であった。上の方であればほぼ稜線沿いに行くが、かなり下まで
下った場合鳩待峠より下になってしまうのではないかと思われる。私も斜面の4分の3ほど下ったところ
で右にトラバースして行った。 オヤマ沢あたりを過ぎると、斜面は急で沢が深くなっていたりする。雪は
十分あるが、かなりの急斜面をトラバースしたり、横滑りしたり、緩斜面は登って行ったりした。鳩待峠よ
り下にならないように緩斜面を登り気味にトラバースして行くと
テントがあり、登山コースが近く鳩待峠
より上であることが確認できた。ひと滑りで鳩待峠に着いた。                        .

今回は尾瀬ヶ原に下りずに鳩待峠に戻ったが、稜線沿いに戻ったのではあまり滑れず面白みに欠
けるが、今回のようにワル沢を森林限界近くまで滑り下り、再度登って滑り降りれば、滑りも堪能でき、
最後の登り返しもないので、良いコースであった。ただ、オヤマ沢から鳩待峠へのコースがもう少し良
ければいいのだが。                                               .

鳩待峠の至仏山登山口の標識

樹林の合間に至仏山と小至仏山の白い大斜面が見える。

樹林の登り

1867mの急斜面は左をトラバースして行く。(皆急斜面を直登し、トラバースは私だけ)

 

武尊山

小至仏山、至仏山

小至仏山を目指す

スキーを履く人、担ぐ人 それぞれの登り

小至仏山をトラバースし至仏山を目指す

至仏山への登り

至仏山頂標識

山頂の賑わい

尾瀬ヶ原と燧ケ岳



 武尊山                             谷川岳                  巻機山



         中ノ岳 越後駒ケ岳     平ヶ岳

滑り降りた斜面を振り返る。シュプールが分からない。

ワル沢の斜面 燧ケ岳を望む

小至仏山目指して登る。

鞍部から小至仏山を眺める。

ワル沢斜面

画面中央に我がシュプール 右の白いシュプールではない。

鳩待峠から至仏山を振り返る。


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