栗山：月山　２００５．４．２９

栗山：月山　２００５．４．２９

栗山ダム駐車場－－栗山ダム湖－－月山－－道間違い戻り－－月山－－登山口－－栗山ダム駐車場
12:15　　　　　　 12:30　　　　　 1:00　　　　　 1:25　　　　　　　 1:50　　　　　 2:30　　　　　 2:45

天　　候　　：　　晴　れ　　　　　　メンバー　　：　　単　独　　　　　　　山行形態　　：　　花　見　登　山

日光鳴虫山のアカヤシオの花の満開を楽しんで午前１１時頃車に戻ったので、もっとアカヤシオの花を見よう
と栗山の月山に向かった。日光から今市の小百を通り、大笹牧場を越えて栗山の青柳平に降り、日蔭から右
へ日蔭牧場の道を栗山ダムまで入る。栗山ダムの広い駐車場には、かなりの車が止まっていた。駐車場から
も西の山稜にはアカヤシオの花が咲いている。国土地理院の５万分の１の川治の地図には栗山ダムや月山
は載っているが、登山道の表示はない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

５，６年前に登った記憶を頼りにダムの上に出て、ダム湖を５分程歩いて管理建物を過ぎて、右手に植林さ
れた台地の左にある林道のような所を入って行くとテープ等の目印があり登山道に導かれる。登山道は笹に
覆われてあまり歩かれた様子はない。登山道は割りと急な登りが続く。やがてアカヤシオの花が目立つように
なる。登るに従い、アカヤシオの花は蕾になって行く。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

山頂は狭いところだが、山頂に２，３０人の団体さんがおり、立ったまま山頂を埋め尽くしていた。すいません
と声かけ、人をかき分けて、月山の山頂標識を写真に撮った。団体さんをかき分けて出た頂上の反対側に
道があった。道の降り口で団体さんの足元で小さくなってお湯を沸かしている夫婦連れがいた。　　　　　　．

頂上で休むこともできないので、登って来た反対側の道を降りて行った。すぐに急な岩場がありロープと鎖が
下がっている。ロープに取り付くにも、道の反対側に付いており、潅木の上を越えてロープにつかまり、岩場を
降りていく。前に来た時にこんな所を通ったかなと疑問に思いながら下ると、前に通ったような所があり降りて
行った。所々に今市山岳会の古い標識がある。前に来た時にこんな標識は見なかったなと思いながらも下っ
て行くと、急斜面になり道もはっきりしなくなった。これは違ったなと、引き返し、見晴らしの利く所で地図を見る
と月山の左に尾根があり、栗山ダムはその尾根の向こう側（北側）であるが、南に降りて来た様だ。今市山岳
会の標識があるのは今市方面からの登山道に違いない。今市山岳会の月山３０分という標識があった。

遅い昼食としたが、あまり喉を通らない。月山山頂には２５分ほど登り返して着いた。精神的にとても疲れる。
山頂からは夫婦連れがザックを背負って降りて行くところだった。　誰もいなくなった山頂は静かであった。
山頂標識の右に道があった。西への稜線の道である。この道を行く。　この道は新しい道のようで道には、
木の根が多い。前回もこの道を下って、右に折れるのを、まっすぐ行き過ぎ笹原の斜面を下って道がなくな
り、戻ってきた思いがある。今回は右へ折れるところはよく分かった。急斜面を下る新しい道は歩きにくい。
林道終点の広場からの登り口は、ただ斜面を適当に登りだしているようで、しっかりした道ではなかった。
林道終点は入り口が塞がれたトンネルであった。降りてきた山の斜面はアカヤシオの花で赤く染まっていた。
写真を撮っている人がいた。栗山ダムに戻る林道の上もアカヤシオの花が沢山咲いていて美しかった。

月山の隣の夫婦山には登山道が地図にあるが、月山は地図に登山道の表示がない。登りに通った道は
古い道の様であるが、下りに通った道は新しい道である。最近、アカヤシオの花で有名になり、登山者も多
いが、道標等はなく、注意を要する山である。私も２度目で２回とも道間違いを起こしている。　　　　　　．