那須：大峠２００４０３２８

那須：大峠　山スキー　２００４．３．２８

朝の目覚めが悪く、山へ行く気力も弱く、出発が午前６時３０分になってしまった。しかし矢板あたりへ
来ると、これから目指す大峠から続く、流石山から大倉山、三倉山の真っ白な山並みが見えて来て、
気力がわいてくる。塩原温泉を通り、国道１２１号を田島へ、田島から養鱒公園駅を通って野際新田
へ入る。野際新田の人家の先まで除雪されている。除雪された終点に２台程の駐車スペースがあり
１台駐車で、車を止めることができた。除雪終点の道路に他に２台駐車されていた。　　　　　　　　．

大峠への山スキーは、今回が３度目であるが、他に車が止めてあったのは初めてである。スキーに
シールを付けて歩き出すが、結構足跡が沢山ある。山登りをする人も多いのかなと思ったが、なぜか
足跡が皆降りの足跡の様である。日暮滝まで来ると足跡も少なくなり、日暮滝の先で足跡は無くなって
しまった。これは、帰りに分かったのだが、帰りの車の近くで雪の林道を歩いている人がいた。この人
は、解禁日前の渓流釣りの密漁者を捜しているとのこと。それで林道の降りの足跡ばかりの謎が解
けた。解禁日は４月１日とのことでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

昨年は４月１９日に来たが、日暮滝まで車が入れた。今回は日暮滝までスキーで歩いて４５分程で
あった。日暮滝を眺めながら一休みする。昨年は日暮滝からは雪の無いところも多いのでスキーを
ザックに付けて林道終点まで歩いて１時間１０分であったが、今回はスキーで１時間２０分かかった。
３月で前回より雪は多いが、２，３箇所雪が切れている所があったが、スキーを脱いだのは１回だけ
で、あとは１０ｍ程なので橋の上や舗装の上をスキーを履いたまま歩いた。　　　　　　　　　　　　　　．

三倉山の急峻な雪山が姿を見せ、大倉山辺りの真っ白な稜線も見える。やがて三本槍岳の尾根や、
流石山のどっしりとした山容が見えてくる。林道に足跡はほとんどなくなり、かすかにスキーやわかん
の跡がところどころに現れるだけである。林道から山道に入ると積雪も多く、道は判然としないが、
ほぼ水平に歩いて行く。雪山の静けさを堪能できたので１２時まで歩いて戻ろうと思っていたが、大峠
も近づいて来たので、登り気味に斜面をトラバースして行った。大峠から流石山の斜面には２０人近く
の人がスキーを履いたり、担いだりして登っているのが見える。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

大峠にはほとんど登らず着いた。大峠には、先ほどの流石山を登っていたグループの２人がいた。
三斗小屋温泉泊まりで来ているとのことであった。峠でいつものテルモスのお湯でカップラーメンを
食べて昼食休憩とする。峠は風があり寒かったので、フリースとパーカーを着た。昼食後、スキーの
シールをはずし、靴のバックルを締め、ビンディングを固定して、大峠の南斜面を滑る。登り返し５分
の滑りであるが、結構楽しめた。流石山に登る気力、時間もないので、大峠を後に、戻ることとした。

途中にいい斜面があったので、大峠からは下らず登り気味にトラバースし、この斜面を滑る。ほんの
１００ｍ程の斜面であったが、雪質もまあまあで、滑りを楽しめた。登りの時のトレースまで滑るつもり
であったが、止まった所の少し上に登りのトレースがあったが、滑っている時は分からなかった。
あとは、少しスキーが滑る程度にほぼ水平に行くが、樹林の少し空きのあるところで、ほぼ、夏道
沿いであったようで、林道終点に付いた。林道は、下りであるが、結構長い登り気味のところが
２箇所あった。１００ｍ程ならスケーティングでもいいのだが、あとは黙々と歩いた。下り坂の林道は
雪質もよく、シュテムクリスチャニアができたりと滑りを楽しめた。雪の消えた所に、ふきのとうも
出ていたので、少し摘んでおみやげにした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．

野際新田－－日暮滝－－林道終点－－大峠－－休憩－－野際新田
9:10　　　 9:55-10:05　 11:25-30　　12:25-55 　1:55-2:05　　 3:15